小麦粉不使用のたまり醤油を使った、とろとろの柔らかいチャーシューの作り方と、そのチャーシューの美味しい煮汁に漬け込んだ半熟煮卵のレシピです。
チャーシューは固くパサパサにならずに、しっとりとジューシーに仕上げるコツをご紹介します。半熟煮卵は、卵の殻がきれいに剥けて味が染み、黄身がトロ〜リとなるコツをご紹介します。作り置きができて、ラーメンの具は勿論、おもてなし料理、おつまみにも使えますので、ぜひお試しください。
※「ネットで買える!グルテンフリーラーメンの食べ較べ!」の記事にグルテンフリーラーメンをご紹介してます。良ければご覧ください。
材料(4人分)
- 豚バラ肉 400~500g
- 長ネギ 2本分 (青いところ)
- 生姜 1片 (スライス)
- ニンニク 1玉 (皮を剥き潰す)
- たまり醤油 250g (グルテンフリー)
- 料理酒 100g
- きび砂糖 100g
- 卵 4個 (冷蔵庫から出したてのものを使用)
- 植物油 適宜
作り方
1 | 豚バラ肉は室温に30分程おき、味を染み込みやすくするためにフォークで数ヶ所刺し、巻きやすいように切り込みを入れる。 Point!! 冷蔵庫から取り出してすぐに豚肉を加熱すると、急激な温度変化により、お肉のタンパク質がギュッと縮み固くなってしまい、水分や旨みも抜けてしまいますので、冷蔵庫から取り出しておき常温に戻しておきましょう。 | |
2 | 1 の厚みが薄い方から、くるくると巻きタコ糸で結ぶ。 | |
3 | フライパンに植物油を敷き2の表面を全体に焼き色がつくまで焼く。 Point!! お肉の表面を焼き固めることで、香ばしくなり旨味や風味がアップし、美味しい肉汁が外に出るのを防ぎます。 | |
4 | チャーシューがひたひたになる位のたっぷりの水をお鍋に注ぎ、3のチャーシューを入れ、長ネギの青い部分1本分と生姜1/2片を加えて火にかける。 Point!! 水から茹でることでお肉の臭みや、余分な脂を取ることができます。またお肉は温度が高くなると(65℃以上)縮んで固くなるので、弱火でじっくり火を通すことで、しっとり柔らかく仕上げることができます。 | |
5 | 4が沸騰したらアクをひき、微沸騰の状態で90分程お肉が柔らかくなるまで、時折ひっくり返しながら下茹でする。 Point!! お肉の表面が常にお湯に浸った状態になるように、水分が減ったらお水を足してください。 | |
6 | 5から500gの茹で汁を鍋に注ぎ、水500g、たまり醤油250g、料理酒100g、きび砂糖100g、長ネギの青い部分1本分、生姜1/2片、ニンニク1玉、5のチャーシューを入れ火にかける。 (残りの茹で汁はカレーやスープなどに活用できます。) Point!! みりんの酵母はお肉のタンパク質を固める働きがあるので、柔らかいチャーシューを作りたい場合は、みりんを入れないようにしましょう。また塩分の含んだ調味料は先に入れると、お肉が固くなるので、下茹でしてお肉が柔らかくなってから加えます。 | |
7 | 6が沸騰したらアクをひき、クッキングシートなどの落とし蓋をして、時折チャーシューをひっくり返しながら、微沸騰で1時間煮る。 Point!! 煮汁が落とし蓋に ぶつかって、対流が生まれて煮汁が均等に鍋の中をまわり、食材にムラなく煮汁がいきわたり、全体に味を染み込ませることができます。また、お肉の表面が乾燥し、固くなってしまうのを防いでくれます。 | |
8 | 7の火を止めて、そのままの状態でゆっくり冷ます。 Point!! 食材は冷めていくときに調味料がしみ込んでいくため、煮汁の中でゆっくりと冷ましましょう。 | |
9 | 8の浮いている固まった脂を取り除き、煮汁ごとチャーシューを保存容器に移し、冷蔵庫で保管する。 | |
10 | 卵のおしり(尖っている方ではなく丸い方)にピンで穴を開けて、沸騰したお湯で7分30秒茹でる。 Point!! 卵の殻に穴をあけると、卵の中の圧力を逃がすことができて 、ひび割れ防止や殻を剥き易くしてくれる効果があります。 | |
11 | 10を氷水に入れて冷やす。 Point!! 卵はすぐに氷水に入れて冷やし、余熱で火が入らないようにしましょう。 | |
12 | 11の卵の殻を剥き9の煮汁にチャーシューと一緒に入れ、落としラップをして漬け込む。 Point!! 落としラップをすると、食材の浮きや乾燥を防ぎ、均一に煮汁に浸すことができます。また空気に触れないことで保存性を高めてくれます。 | |
13 | チャーシューはお好みの厚さに切り、半熟煮卵は半分に切る。 (美味しい漬け汁は野菜炒め、煮物、炊き込みご飯などに活用できます。) | |
14 | グルテンフリーラーメンの上などに盛り付けて、お召し上がりください。 |
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