米粉でグルテンフリー!ウィークエンドシトロン

米粉でグルテンフリー!ウィークエンドシトロン

「ウィークエンドシトロン」とはフランスの伝統菓子で、フランスでは最も代表的なレモンを使った焼き菓子です。爽やかなレモンの風味の生地にさらにレモンを使ったグラスアローというキラキラのアイシングがかかったちょっぴり高級感さえ感じるケーキです。
ウィークエンドは「週末に大切な人と食べるケーキ」という意味合いが込められていて、家族で過ごす時間を大切にするフランス人の象徴の様なケーキだと感じます。バターとお砂糖をたっぷり使った製法が多くありますが、今回は米粉を使って週末もふわふわでしっとりとしたきめ細やかで最高のウィークエンドに仕上がるレシピをご紹介します。
大切な方とご一緒に召し上がって頂けたら嬉しいです。


材料(6×7×20パウンド型1台分)

  • 全卵 2個
  • 卵黄 1個
  • 米粉 60g
  • 片栗粉 10g
  • きび砂糖 70g
  • 生クリーム 25g (電子レンジで30秒程温める。)
  • レモンゼスト 1個分

 

  • メープルシロップ 20g
  • コアントロー 20g
  • レモン汁 20g

 

  • 粉糖 150g
  • レモン汁 30g

 

  • ピスタチオ 適宜 (誤嚥防止の為、5歳以下のお子様がいらっしゃる場合は除いてください。)
  • レモンゼスト 適宜


作り方 

1ボウルに全卵と卵黄を割り入れ、きび砂糖を一度に加える。少しなじませてから、ハンドミキサーの中速ですぐに混ぜ始める。

Point!! 卵に砂糖を加えて混ぜずに置いておくと、卵の水分を吸ってダマになってしまうので、砂糖を加えたらすぐに混ぜましょう。
2ハンドミキサーの中速で白っぽくもったりとして(少し粘りがでて)くるまで良く混ぜる。
33分ほど泡立てふんわりしてきたら、ハンドミキサーの低速で生地を上から垂らしてリボン状に落ちるよう、生地で文字がかけるまでしっかり泡立てる。

Point!! 高速で一気に泡立ててしまうと、大きな泡ができてしまいスポンジのキメが荒くなってしまいます。まずは中速で泡立て、ある程度泡が立ち上がったら、低速に変えしっかりと泡立てましょう。
4しっかりと泡立った生地にレモンゼスト、米粉と片栗粉を振り入れる。

Point!! 米粉は振るわなくてもダマになりにくい粉ですが、粉の重さで泡を潰さないように、 軽やかに加える為に振り入れましょう。
5下からすくい上げるようにして混ぜる。

Point!! 混ぜ足りないと粉気が残ってしまったり、火入れをした時均一に上手く膨らみません。泡を消さないよう手早くしっかり混ぜましょう。
6温めた生クリームに、生地の一部を加えて良く混ぜる。

Point!! 生クリームを生地に直接加えると生クリームの油脂分で生地の泡が潰れてしまうので、生クリームの方に生地を少し加えてなじませてから加えましょう。
7生地になじませた生クリームを5に加えて、下からすくい上げるようにして、手早く均一に混ぜる。

Point!! 泡は油脂と合わせると消えやすくなるため、生クリームを加えたら混ぜすぎないようにしましょう。
8クッキングペーパーを敷いた型に、生地を流し込む。
9竹串でくるくると混ぜ大きな気泡を消し、少し高いところから数回トントンと落とす 。
10170°Cに予熱したオーブンで35分焼く。
11オーブンから出したら、少し高いところから落とす。

Point!! ケーキを上から落として衝撃を与えることで、へこみの原因となる生地の内部の水蒸気を外に逃すことができます。
12メープルシロップとレモン汁、コアントローを混ぜたシロップを熱いうちに生地に打つ。
その後、常温でシロップがなじむまで少し置く。

Point!! たっぷりのシロップを水分を吸いやすい熱いうちに生地に吸わせると、アルコールが飛んで良い風味だけが残り、しっとり感が増します。
13粉糖150gとレモン汁30gを混ぜ合わせ、コーティング用のグラスアローを作る。
14ケーキの上から13のグラスアローをかける。
15200°Cのオーブンに2分程度入れる。

Point!! オーブンに入れる事でグラスアローはキラッキラに輝き、ケーキの乾燥を防ぎ、冷めると乾いてサクッとします。
16オーブンから出し、グラスアローがまだ固まらないうちに、ピスタチオとレモンゼストをお好みで飾ってできあがり。
17完成!

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