ChatGPTというAIチャットサービスをご存知ですか?
ChatGPTはInstagramやTikTok等を凌ぎ、史上最速で普及しているサービスといわれ、LINEのよ うにチャット形式で尋ねるだけで、AIが様々な質問に答えてくれます。突然SFの世界が到来したような感覚で、世界を現在進行系で驚かしています。
WEBページ、書籍、論文等の膨大な情報を学習していると言われ、世の中に存在している情報であれば、その情報を組み合わせて人間のような答えを返してくれます。
そこで本記事では、ChatGPTにお弁当のおかずやレシピを相談してみながら、ChatGPTの活用がフードダイバーシティ生活にどの程度有益なのかを見てみたいと思います。
とりあえず自己紹介ということでChatGPTにもChatGPTは何かを聞いてみました。
ChatGPTでフードダイバーシティ?
パクペルは食や料理に関するサービスなので、この記事を見ている方の中にはITはあまり得意でないという方も多いと思います。
ChatGPTはそんな方に朗報です。「AIの民主化」と言われるほど、誰でも使えるAIサービスなので、知り合いに質問するような感覚でチャットするだけで、答えを返してくれます。LINEが使える方であれば活用できます!
ただ質問を入力 するだけで、ChatGPTが世界中からかき集めた情報を編集して(あたかも考えているように)答えを返してくれます。
ヴィーガンやアレルギー対応の料理は海外含めて色々な所に情報が散らばっています。ChatGPTを活用すれば、より適切な情報を素早く取得できる可能性があります。
一応ChatGPTにもフードダイバーシティへの活用が有益かを聞いてみました。
Chat-GPTの始め方
ChatGPTをはじめるにはユーザ登録をするだけです。以下のページにアクセスしてユーザ登録してください。
「Sign up」からユーザ登録したら利用開始できます。
利用時には最初に画面上部にある「Model」を選択します。デフォルトでは「GPT-3.5」が選択されています。有料版(20ドル/月)にアカウントをアップグレードすると最新版の「GPT-4」が選択できます。「GPT-4」は「GPT3.5」に比べ大幅に精度改善されており、アメリカの司法試験を上位10%以内の成績で合格することができる等、いよいよ人間を上回りそうというレベルみたいです。
注意事項
一見夢のようなChatGPTですが、実際はまだまだ始まったばかりのサービスで、発展途上のサービスです。フードダイバーシティに関する情報を集めるうえでは以下に注意してください。
- ChatGPTは正確でない情報を答えることがあります。特にアレルギーに関すること等は公式サイトを確認する等きちんと自身でファクトチェックをするようにしてください。
- 執筆時点でChatGPTは2021年9月までの情報しか学習していません。最新情報については適切に答えられません。
念の為ChatGPT自身にも注意事項を聞いてみました。
シミュレーション
乳製品アレルギーの幼稚園に通う子供がいるという架空の設定でChatGPTを実際に使ってみたいと思います。
今回ChatGPTのバージョンは最新の「GPT-4」を利用してみます。
幼稚園に持っていくお弁当のおかずについてアドバイスを求めてみたいと思います。
質問がざっくりなので、答えもざっくりです。
もう少し掘り下げたいので、子供の好きなかぼちゃやさつまいもを使った乳製品不使用のおかずを聞いてみます。
良い感じです。「かぼちゃのフリット」を作ってみたいと思うので、レシピを聞いてみます。
それらしいレシピが出てきました。Google検索等で「かぼちゃのフリット」を検索してレシピの妥当性を確認して、 問題無ければ作ってみようと思います。
もう少し料理のアイデアを聞いてみます。食育の意味も込めて季節の食材を使った料理を聞いてみます。
子供が好きそうな料理も多いですが、酢の物は子供は好きじゃないですね。。ChatGPTにその旨伝えてみます。
謝罪してくれましたw。そのうえ新しい料理も提案してくれました。「豚肉と春キャベツの甘辛炒め」であれば子供が食べてくれる可能性はありますね。
全部手作りするのは大変なので、冷凍食品もお弁当に入れたいです。冷凍食品のおすすめも聞いてみましょう。
ざっくりとしてますが参考にはなります。これからスーパーに買いにいこうと思うので、東京のスーパーで買える具体的な商品を聞いてみます。
これらの商品が本当にあるかをGoogle検索で確認してみましたが、全然合っていないですね。。業務用の商品やそもそも売ってない商品が含まれています。
ChatGPTは執筆時点で2021年9月までの情報しか持っていないので、ChatGPT自身が警告していたように最新の情報は質問しない方が良いみたいです。
一番問題なのはローソンの「からあげクン」です。ChatGPTは乳製品不使用の「からあげクン」があると言っていますが、執筆時点ではそのような「からあげクン」は確認できませんでした。公式サイトで確認する等のファクトチェックは必須ですね。
冷凍食品はスーパーで自分で探すことにします!
感想
実際の利用シーンをイメージしてChatGPTを使ったフードダイバーシティ生活をシミュレーションしてみました。
本当に人と話をしているみたいで驚きでした。ちょっと前までは考えられない世界観です。
最新情報は答えられなかったり、間違った答えを返すこともあるので、あくまでサポート役として考えるのが良さそうですが、サポート役としては十分に有り難い存在になりそうです。
ChatGPTは前バージョンの「GPT-3.5」から「GPT-4」になって大幅に精度改善したことを考えると、フードダイバーシティに関することだけでなく、色々なことをAIチャットに聞くことが当たり前になる世界が近い将来やってきそうです。
パクペルも存在意義を失わないよう独自性や専門性の高いレシピや記事を配信していかなければと身が引き締まりました。
次回は、ChatGPTに教えてもらった料理を実際に作ってみて本当に美味しいのか等、もう少し掘り下げた内容も検証してみたいと考えています。お楽しみに!