スーパーで買える！おすすめのレトルトヴィーガンカレー

、毎日暑い日が続いていますね！こんな暑い日にはスパイシーなカレーが無性に食べたくなります。

実は今「レトルトヴィーガンカレー」が動物性原材料使用のカレーに負けないほど進化しているのをご存知ですか？

少し前までは、なかなか普通のスーパーでは手に入らなかったレトルトヴィーガンカレーですが、今では様々な食品メーカーからレトルトヴィーガンカレーが販売されるようになっています。

ひと昔前のレトルトヴィーガンカレーは身体に優しく作られている為なのか、スパイスや辛さも控えめで、お肉がない分コクも弱く、少し物足りなさを感じるものもありました。

しかし今では本格的な香り・スパイスにこだわる商品や、食べ応えがあって、動物性原材料不使用とは思えないカレーが沢山あります。様々なメーカーから沢山の美味しいレトルトヴィーガンカレーが販売されていて、どれを買えばよいか迷ってしまいまうほどです。

そこで今回はそんな進化の止まらないレトルトヴィーガンカレーについて特集していきたいと思います。

温めるだけで食べられるレトルトカレーなら調理も簡単！暑いと食欲もダウンしがちですが、整腸作用・食欲増進・消化促進などの薬効のあるスパイスの入ったカレーは食べれば食欲も湧いてきて夏バテ予防になります。ぜひ参考にしてみてくださいね。

※本記事に記載ある参考価格は記事執筆時点の店頭価格です。

 

Ｗｉｔｈ　Ｐｌａｎｔｓ / エスビー食品

まず初めにご紹介するのは、エスビー食品から「ベジミートと完熟トマトのマサラカレー」と「大豆ミートとベジチーズのキーマカレー」の2種類のヴィーガンレトルトカレーをご紹介します。

エスビー食品といえば、カレー・香辛料などを製造・販売する日本の大手加工食品メーカーですので、そんな本格的なスパイスの会社から発売されているヴィーガンカレーと聞けば気になりますよね！

「ベジミートと完熟トマトのマサラカレー」は野菜からじっくり引き出した甘みと旨みがあります。始めに甘みを強く感じ、次に豆乳やカシューナッツペーストのマイルドでクリーミーな味わいと、そして完熟トマトのキレの良い酸味を感じます。何よりも驚くのは、まるで本物のお肉のようなゴロっと大きめのベジミート！それがまるでじっくりと柔らかくなるまで煮込まれたお肉としか思えません。「えっ？これお肉じゃないの？？」と驚く美味しさ！後から追いかけてくる香辛料の辛さが後を引くまろやかなサラサラタイプのカレーです。

「大豆ミートとベジチーズのキーマカレー」は大豆ミート特有の香りを取る為に、スパイスと共に下茹でした、2種類の大豆ミートを使用しています。本物のひき肉に近い味わいがあります。ベジチーズのまろやかで濃厚な旨みと、野菜の甘みやコクが、香り豊かなスパイスと共にガツンときて、あとから辛さもじわじわやってきます。動物性原材料不使用とは全く感じられない、奥深い味わいの“ヴィーガンチーズinキーマカレー”でおすすめです。

 

ベジミートと完熟トマトのマサラカレー　中辛

Plant Based / カゴメ

続いては、カゴメのヴィーガンブランド「Plant Based（プラントベース）」から５種類のカレーです。それぞれ全く違った味わいのカレーが、動物性原材料を使用せずに作られています。どちらの商品もヴィーガンとは思えない味わいや満足感があり、パッケージにはそれぞれに使用したお野菜の量が書かれて、「お野菜をたっぷり摂っている」というヘルシーな気持ちにさせてくれます。

まずは「３種豆のベジタブルカレー」です。赤いんげん豆、白いんげん豆、ひよこ豆がゴロゴロと入っていて、野菜の甘みも強く感じます。バランスの良い酸味とピリピリとした程良い辛さがあり、お肉も大豆ミートも入っていませんが食べ応え十分でとても美味しいです。豆類には、タンパク質・ビタミン類・ミネラル・食物繊維といった、人間の体を作り・動かし・整える栄養素が豊富に含まれています。特に現代人不足しがちなカルシウムや鉄分・食物繊維などの理想的な栄養素がギッシリと詰まっています。この一食でたくさんのお豆を食べることができて、不足しがちな栄養素を補えるので嬉しいですよね。

「野菜と豆のマッサマンカレー」は、角切りのじゃがいもやグリルされた赤ピーマンに2種類のお豆が入ったマッサンカレーです。サラサラタイプのカレーですが、カシューナッツペーストやりんごピューレ、白いんげん豆ピューレ、豆乳クリームなども入っている為、かなりクリーミーで甘みが感じられます。まろやかなので食べやすく、後から辛さが追いかけてくる後を引く美味しさです。

「ベジミートボールのマサラカレー」はなんといっても大きなミートボールがゴロンと2つ入っているのが特徴のカレーです。具材は潔くこのベジミートボールのみ、ただし野菜は目には見えませんが100g以上も使用されていて、コク・甘みが強いので、お野菜やお豆が苦手なお子様でも食べられるカレーです。スパイスやしょうがの爽やかさもあり、辛さも強すぎないので、まろやかでサラッといただけます。食欲のない時や夏バテ気味の時にも、消化が楽で胃の負担が少なくおすすめです。

「大豆ミートのほうれん草カレー」はほうれん草のたっぷり入った大豆ミートのカレーです。ほうれん草のカレーはクセが強くて正直苦手な方もいらっしゃると思いますが、こちらのほうれん草カレーは、にんじんや玉ねぎ、グリルズッキーニ、マッシュルームエキス、ガーリックピューレなど沢山のお野菜の旨みが一緒にブレンドされているので、ほうれん草感はありながらも、複雑な野菜の旨みを強く感じられる大変美味しい、“サグカレー”になっています。ほうれん草には、貧血予防に重要な鉄や鉄の吸収を高めるビタミンC、造血に働くといわれる葉酸などが豊富に含まれているうえ、便秘改善、視機能の改善、美肌効果もあり積極的に取りたいお野菜です。ほうれん草を自ら買ってきてこの味を再現するのは難しいだろうと思えるほどの美味しさ！複雑でお野菜の甘みやコクが強く感じられ、舌の上にピリピリしたスパイシーな辛さもあり、もう一度食べたいと思えるカレーです。

「大豆ミートのキーマカレー」はひき肉感のある大豆ミートがたっぷりのキーマカレーです。内容量も多いためかなり食べ応えがあります。大豆ミートは高タンパクで栄養価が高く低カロリー、ノンコレステロール、食物繊維や大豆イソフラボンが豊富な食材ですが、大豆ミートの独特の香りが苦手な方もいらっしゃると思います。こちらのキーマカレーは大豆ミートたっぷりなのですが、嫌な大豆の香りがありません。それよりも、このシリーズで最もお野菜の使用量が多いだけあって、炒めた野菜のコクを強く感じます。甘さや旨みが一口ことに押し寄せてきます。またスパイスの芳醇な香り、そしてあとからじんわり辛さもやってきて全体のバランスがとても良くまとまっています。ヴィーガンとは思えない素晴らしいキーマカレーです。

 

３種豆のベジタブルカレー

野菜と豆のマッサマンカレー

ベジミートボールのマサラカレー

大豆ミートのほうれん草カレー

大豆ミートのキーマカレー

ベジタブルカレー / 創健社

創健社のカレーは動物性原料不使用なだけでなく、化学調味料・酸味料・乳化剤・着色料も使用していない身体に優しいカレーになっています。インドカレーと言うより、とろみのあるお母さんカレーです。

動物性の原材料なしで、コクや旨みを出す為に、お野菜のエキスやマンゴーチャツネなどを使ってヴィーガンとは思えない味わいに仕上げています。化学調味料や旨み調味料を使用すれば、味覚を刺激する旨みは出せますが、それを使用しないでこの味を作り出すには、作られた方の努力を感じますし、お陰で嫌な後味や口に残るクドさがありません。食べた満足感はありながらも、モタれるところもなく大変美味しく食べられるカレーでした。

甘口はお子様に最適、中辛は甘口に辛さをプラスされているためしっかり辛みもあって大人向け。味わい的にも、身体的にも美味しく優しいカレーでおすすめです。

創健社は他にもヴィーガンのキーマ風カレーやバターチキン風カレー等も出しているのでそちらも興味があれば手に取ってみてください。

 

ベジタブルカレー 甘口 / 中辛

ボンカレーベジ / 大塚食品

世界初の市販レトルト食品として有名なボンカレーからも「ボンカレーベジ」という商品が販売されています。こちらの商品は牛肉・豚肉・鶏肉・卵・乳・はちみつなどの畜産物、魚介類を含む動物性原料を使用していません。また原材料に書かれているお砂糖も製造工程で動物性の骨炭を使用していないとのことなので、気にされるヴィーガンの方も安心です。また小麦粉も不使用の為グルテンフリーのカレーとなっています。

「そんなカレー美味しいの？」「どうやって、カレーのとろみや旨みをお野菜だけで引き出すの？」と思ってしまいますよね？それが驚くほどに美味しいんです！とろみもきちんとあります。お野菜だけでここまでのコクや旨み甘みを引き出せるのかと唸る美味しさです。後味はさっぱりしていて、後から辛さも感じられバランスの良いカレーとなっております。

「スパイシートマトカレー」はフルーティなトマトとゴロゴロ入ったお豆がココナッツクリームやチャツネで上手くまとめられています。ピリピリとスパイシーで大変美味しいです。

「ビーンズキーマカレー」はひよこ豆のほっくり感と大豆ミートのひき肉感にお野菜のコクとフルーツの甘さが絡んで、にんにくやしょうがも効いています。全体にトロピカルな風味に仕上がっていてこちらも大変美味しいです。

 

スパイシートマトカレー

ビーンズキーマカレー

キーマカリー / 新宿中村屋

最後にご紹介するのは新宿中村屋の2種類のキーマカレーです。新宿中村屋は1901年創業の老舗の食品メーカーですが、ヴィーガンカレーを販売しています。時代の流れを感じますね。

「幸せの黄色いキーマカリー」は角切りのじゃがいもと赤ピーマンと共にソイミートの肉感が感じられるキーマカレーになっています。いんげん豆やひよこ豆も使用されていてかなり具沢山でボリューミー！マスタードシードのつぶつぶが目にも確認でき、ターメリックのイエローベースのスパイシーなカレーになっています。ホールトマトやトマトピューレが入っているのですが、酸味は殆どなく、豆乳とココナッツミルクでマイルドに仕上がっています。他のヴィーガンカレーはお野菜やフルーツなどでコクを作りだすため、甘いものが多いですが、こちらは甘すぎることなく、旨みを凝縮させているのが素晴らしいです。

「喜びの赤いキーマカリー」は、カルダモンやシナモンの甘くスパイシーな香りが特徴的で、11種類もの野菜とお豆が複雑な味わいを作り、奥深いコクのあるキーマカレーになっています。ペースト状のお野菜とかぼちゃ、ズッキーニ、赤ピーマンのゴロゴロ入っている具材や、枝豆と赤いんげん豆の食感の違うお豆、それら全てが調和しながらもそれぞれの素材を味わえるようになっていて、甘すぎず、酸っぱすぎず、バランスが良く爽やかなスパイスと程よい辛味が抜けていきます。

どちらも大変美味しく老舗レストランの本格的なヴィーガンカレーを家庭で気軽に楽しめます。おすすめです！

 

幸せの黄色いキーマカリー　ソイミート＆ひよこ豆　8種の野菜

 

喜びの赤いキーマカリー　ソイミート＆トマト　11種の野菜

 

いかがでしたでしょうか？

様々なレトルトヴィーガンカレーをご紹介して参りましたが、気になるものはありましたか？こんなにもたくさんの商品がありながらも、どれひとつとして同じ味わいのものはなく、それでいて共通していたのは、どれも動物性原材料不使用とは思えない美味しさということでした。

お肉や乳製品を使用しない為に、たくさんのお野菜や植物性原材料のみでコクや旨みを出されていて、作られた方の工夫や手間暇をかけたという努力が垣間見れました。そのコクや旨みは植物性由来のため、クドさやモタれる感覚、舌に残る嫌な後味はなく、そして食べた後も重たくありません。

大豆ミートやたっぷりのお野菜、お豆で食べ応えも十分あるようになっているので、物足りないという商品もひとつもありませんでした。むしろどの商品にもこれまでの「レトルトヴィーガンカレー」の概念を打ち消す驚きと、感動があり、「レトルトヴィーガンカレー」の進化を感じさせてくれました。

きっとこちらを参考に一度召し上がっていただければ、多くの方がヴィーガンカレーを気に入って頂けることと思います。これからもどんどん新しいレトルトヴィーガンカレーが発売されていくことと思いますが、楽しみです。

最後までお読みくださってありがとうございます。この特集をお読みになって、レトルトヴィーガンカレーを食べてみようと思った方や、「こんなレトルトヴィーガンカレーもあるよ」などございましたら、せひお声をお聞かせください。皆さまのコメントをお待ちしております。