豆乳は、日本で最も売れている植物性ミルク(プラントベースミルク)で、今でも毎年右肩上がりで売上が増加しています。牛乳アレルギーの方が牛乳の代わりとして飲むだけでなく、健康効果や美容効果等から豆乳を選ぶ方も増えてきています。そのまま飲むだけでなく、お料理やお菓子作りに活用したりするケースも増えてきました。
以前の特集「植物性ミルク(プラントベースミルク)はどれが良い?」では、様々な植物性ミルクを幅広く皆さんにご紹介しましたが、今回は豆乳に絞り、それぞれの商品の違いや特徴などを深掘りしていきます。
最近はカロリーを抑えたい、イソフラボン等の栄養を取りたい等の理由から豆乳をコーヒーと合わせて楽しむ方が多くなってきましたので、各豆乳とコーヒーの相性についても触れています。
ぜひ最後までお読みいただき、自分に合った豆乳を見つけたり、新しい豆乳を試すきっかけとして、 お役立てください。
豆乳の分類
JAS規格上では、豆乳は「豆乳(無調整豆乳)」、「調整豆乳」、「豆乳飲料」に分類されます。
「豆乳」は大豆固形分が8%以上含まれ、砂糖や食塩などは一切加えていないものを指します。一般に「無調整豆乳」として販売されています。
「調整豆乳」は、大豆固形分が6%以上含まれ、砂糖や食塩、植物油脂などを加えて飲みやすくしているものを指します。
「豆乳飲料」は大豆固形分が4%以上含まれ、調製豆乳に果汁やフレーバーなどの風味原料を加えたもの等を指します。豆乳飲料は一般に調製豆乳をさらに飲みやすくし、カフェオレやミルクティーのように様々なフレーバーを味わえるのが特徴です。
本特集では豆乳比較ということで、フレーバーの比重が大きい豆乳飲料は取り上げず、無調整豆乳と調整豆乳のみを取り上げます。
無調整豆乳の商品紹介
無調整豆乳は大豆そのものの風味がダイレクトに感じられるので、大豆そのものの味を楽しみたい方におすすめです。また調製豆乳よりもカロリーや脂質が低く、タンパク質が豊富なので、健康や美容のために飲みたい方や筋トレ中の方等にも向いています。以前に比 べると豆の味が抑えられて飲みやすいものも増えてきました。
今回は市販されている8つの無調整豆乳を試飲してみました。試飲した8商品は次の写真の通りです。大豆固形分の順に並べています。(大豆固形分とは、豆乳から水分を飛ばして残った大豆成分量を%で表したもので、豆乳の栄養成分や風味の濃さを示しています。大きい方が濃くなります。)

試飲結果の概要として、比較しやすいように豆の味の強さとクリーミーさの関係を図にしてみました。

続いて試飲した各商品の味わいやコーヒーとの相性に関する感想、栄養成分等をご紹介します。
大塚食品 スゴイダイズ(オリジナル)
味わいの感想 | クリーミーで濃厚、豆の優しい香りと自然な甘みが感じられる。 |
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コーヒーとの相性 (満点5点) |
3点 ほのかな豆の風味はあるものの、まろやかで濃厚な生クリームを加えたクリーミーなカフェ・オ・レのような味わいになる。 |
原材料 |