欧米ではクリスマスシーズンに欠かせない「ジンジャーマンクッキー」。「ジンジャークッキー」や「ジンジャーブレッドマンクッキー」などとも呼ばれています。
ジンジャーやシナモンなどのスパイスの入ったクッキーで、諸説ありますが、ヘンリー8世が流行していたペスト予防として、生姜を食べることを勧めたことがはじまりだと言われています。また身体をあたため病気を防ぐだけでなく、スパイスの強い香りが「魔除け」や「厄除け」の効果があるとされることから、家族や大切な人への健康を願って飾られるようになったという説もあります。
家庭ごとにレシピがあり、家族みんなで作ったり、お友達にプレゼントしあったり、 お人形の形をしているため、アイシングなどを施して、クリスマスのオーナメントとしてクリスマスツリーの飾りつけにしたりと大変親しまれています。
今回はそんなジンジャーマンクッキーを小麦粉やバター、卵、白砂糖を使わずに、ヘルシーにグルテンフリー&ヴィーガンで作る簡単レシピをご紹介します。
パクペルのレシピではジンジャー、シナモンにカルダモンをプラスするのがポイントです!素朴な米粉クッキーが一気に華やかになり、気分を持ち上げてくれますょ♪もちろんスパイスはこれ以外にも、ナツメグやクローブなどお好みのスパイスを使用してもOK!
焼き上がるジンジャーマンクッキーの香りは、優しさとあたたかさを感じさせ、作る人も食べる人も幸せいっぱいにしてくれます。
ぜひクリスマスや冬の寒い季節に、家族や大切な方の健康と幸せを願って作ってみませんか?
[関連レッスン]
・米粉クッキー入門レッスン
[関連読みもの]
・初心者必見!パクペルで使ってる米粉クッキー作りの道具・調理器具
・初心者必見!パクペルで使ってる米粉クッキー作りの材料
材料(約25枚分)
- 製菓用米粉 40g(ミズホチカラ、こちらを使用しました→ amazon)
- アーモンドプードル 30g(予めストレーナーで振るっておく、こちらを使用しました→ amazon)
- 片栗粉 15g
- きび砂糖 30g(予めストレーナーで振るっておく、こちらを使用しました→ amazon)
- ジンジャーパウダー 1g
- シナモンパウダー 1g
- カルダモンパウダー 1g
- 塩 ひとつまみ(こちらを使用しました→ amazon)
- 植物油(米油、なたね油など) 30g
- 豆乳または水 15~20g
作り方
1 | ![]() |
ボウルに米粉、片栗粉、アーモンドプードル、きび砂糖、ジンジャーパウダー、シナモンパウダー、カルダモンパウダー、塩を加えてゴムベラで全体に混ぜる。 Point!! 米粉や片栗粉はダマになりにくいので、振るう必要はありませんが、アーモンドプードルときび砂糖はダマになりやすいのでストレーナーを作って振っておきましょう。 |
2 | ![]() | 1に豆乳と植物油を加えて混ぜる。まとまらなかったら、まとまるまで豆乳を少しずつ(最大5g程度まで)足して混ぜる。 Point!! 気温や湿度、使う材料によって水分量が変わります。豆乳を入れすぎてしまうと生地が柔らかくなりすぎてしまいますが、豆乳が程よい量ですと生地が滑らかで扱いやすいです。また豆乳が少なめですと水分が少ない分まとまりづらいですが、焼いた仕上がりがザクザクした食感のクッキーを楽しむことができます。 Point!! フランス料理・製菓の専 門用語 fontaineはフランス語で「泉」という意味です。粉に液体を混ぜ合わせる際は粉の中央を窪ませてそこへ液体を注ぎ、真ん中にゴムベラを入れ、そこから徐々に泉を大きくしていくようにぐるぐる混ぜていくと上手く混ぜることが出来ます。このやり方で作ればタルト生地などをボウルを使わず平らな作業台の上で粉と液体をうまく混ぜ合わせ生地を作ることもできます。 Point!! 豆乳はお水やアーモンドミルク、牛乳でもOK水やアーモンドミルクの場合は少し生地が緩くなりやすいので、少なめに加えて様子をみてください。また牛乳の場合は逆に20g加えても水気が少なく感じるかもしれません。その時はさらに最大5gくらいまで牛乳を足して作ってみてください。 |
3 | ![]() | 麺棒を使って5mm 位の厚さに伸ばし、お人形のかたちの型でくり抜き、クッキングシートを敷いた天板にのせ、竹串や楊枝などで目や口を自由に描く。 Point!! ラップやクッキングペーパー、OPPシートなどを使って伸ばすと麺棒にくっつかず伸ばしやすいです。またルーラーがあると均一に延ばすことができ、見た目が揃って美しいだけでなく、焼き上がりの食感や色を統一してくれて焼きムラをなくすことができます。 |
4 | ![]() | 天板にシルパットやクッキングペーパーを広げて3をのせ、170°Cのオ ーブンで12~20分程焼く。 Point!! 焼き時間は目安になります。お使いになるオーブンによっても異なりますし、クッキーの厚さ、大きさにもよります。170℃で15分程度焼けば”生焼け”や”焼き過ぎ”ということはないとは思いますが、オーブンの温度が低く、焼きが足りないと”生焼け”になってしまったり、温度が高く長い時間焼くと、焦げたり焼き色が強くでたり、堅いクッキーになったりします。一度この温度で焼いていただき、ご自分のお好みの焼き加減を見つけてみてください |
5 | ![]() | お好みの焼き色が付いたら取り出して完成! |
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