カンパーニュはパン・ド・カンパーニュ(Pain de campagne)の略称で、フランスパンの一種です。カンパーニュはフランス語で「田舎」という意味があり、すなわち「田舎パン」を意味し、素朴ながらも滋味深いパンとして、フランスの各地方で古くから愛されて続けてきた日常のパンです。
今回はそのカンパーニュを、小麦粉を使わずグルテンフリーのカンパーニュで、しかもお鍋を使って焼く、レシピをご紹介したいと思います。
お鍋を使ってカンパーニュを焼くと、オーブンの熱風が当たらず乾燥を防ぎ、焼きムラなく、均一に高温で火を入れることができます。また蓋をして密封することで、パンから出る蒸気がスチームの代わりをしてくれ、しっとりふっくら焼くこともできます。
パリッとしたクラスト(表面の皮の部分)の食感と、クラム(内側の白い部分)のふわりとした柔らかさを、どちらも存分に楽しむことができる、シンプルなパンなので、スープやシチューはもちろん、どんなお料理にも合いますし、大きな丸い形は存在感があるので、おもてなしやパーティーなど人の集まる際にもピッタリのパンです。
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材料(鋳物ホーロー鍋 直径22cm、発酵用器 直径14cmの深いお椀)
- 米粉 280g (製パン用ミズホチカラ)
- 片栗粉 20g
- きび砂糖 20g
- サイリウム 7g
- 塩 6g
- ドライイースト 5g
- ぬるま湯 280g
- 打ち粉用米粉 適宜
- 植物油 適宜
作り方
1 | ![]() | ボウルに製パン用ミズホチカラ、片栗粉、きび砂糖、サイリウム、塩、ドライイーストを入れ混ぜる。 |
2 | ![]() | ぬるま湯を1に加えて、粉気がなくなるまで混ぜる。 |
3 | ![]() | 2にラップをかぶせて5分おく。 |
4 | ![]() | 3の生地を台にだしてこね、手につかなくなったら丸める。 |
5 |
![]() ![]() | 布巾を広げ、打ち粉用米粉をたっぷり振る。 4の生地を上部だった面を下にしておき、布巾の四隅を持って器に入れる。 |
6 | ![]() | 5にラップを被せて輪ゴムで留め、35℃で10分発酵させる。 |
7 | ![]() | 6を発酵させている間に30cm×30cmに切ったオーブンペーパーに切り込みを入れる。 |
8 | ![]() | 6をオーブンから出し、暖かい場所において室温発酵に切り替える。 |
9 | ![]() | オーブンに天板をひっくり返して入れ、その上に蓋をした鍋を入れ250℃に予熱する。 |
10 | ![]() | 9の予熱が終わったら8の輪ゴムとラップを外し7のオーブンペーパーをのせ、段ボールやまな板のような厚手の板をのせ、両手を使ってひっくり返す。 |
11 | ![]() | 10の器と布巾を外し、もう一度生地に打ち粉用米粉を振るう。 |
12 | ![]() | 11に十字に切り込みを入れ、植物油を切り込みに垂らす。 Point!! 切り込みを入れる際、十字の切り込みの側面にも切り込みを入れるとクープが綺麗に仕上がります。 |
13 | ![]() | 9の鍋をオーブンから取り出し、扉を直ぐに閉める。 ※大変熱いので火傷に注意してください。 |
14 | ![]() | 13の鍋の蓋を開け13の生地をオーブンシートごと入れ蓋をする。 |
15 | ![]() | 14をオーブンに戻し入れ250℃で15分焼く。 |
16 | ![]() | 15の鍋を取り出し、オーブンの扉を閉めて、15からオーブンシートごと生地を取り出し、10で使った板の上にのせる。 ※大変熱いので火傷に注意してください。 |
17 | ![]() | オーブンの中の天板に16をスライドさせて入れる。 |
18 | ![]() | 17を230℃で15分焼く。 |
19 | ![]() | 完成! |
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