これまでパクペルではたくさんの米粉パンレシピをご紹介してまいりました。有り難いことに、コメントも沢山頂くようになりました。その中でも特に調理器具についてのご質問を良くいただくので、今回は米粉パンの試作や動画撮影で実際に使用している調理器具をご紹介いたします。
米粉パン作りをこれから始めようと思っている方は、調理器具を持っていなかったり、買い揃えたいとは思っても、そもそもどんな調理器具を選んだら良いかわからないという方もいらっしゃることと思います。
また何度も作っているけれど、「どうもこの工程が苦手…」だったり、「ここがうまく出来ない…」なんて場合に、実は原因が調理器具だったりすることもあるんです。調理器具は実はそれひとつで、パン作りの手間が大きく変わったり、見た目や味わいに影響することが十分にあります。快適なお道具は、快適なパン作りと美味しいパン作りに繋がるといっても過言ではありません。
是非こちらの特集を参考に、自分に合った調理器具を見つけて頂き、美味しく 楽しい米粉パンライフをスタートしていただけたら幸いです。
[関連読みもの]
・初心者大歓迎!米粉パン入門レッスン
・初心者必見!パクペルで使ってる米粉パン作りの基本材料
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ボウル
パクペルでは、直径23cmの強化耐熱ガラスボウルを使用しています。
米粉等の粉類と水や油を混ぜ合わせる際に、25cm程度の大きめの深型ボウルが必要になります。ボウルにはいろいろな材質があるので、どれを使うか迷うこともあるかもしれません。
大きく分けると「プラスチック製」「ホウロウ製」「ステンレス製」「強化耐熱ガラス製」の4種類の素材があります。
「プラスチック製」のものは軽く、お値段も安いのですが、簡単にヒビが入ったり、割れてしまったりと耐久性に欠けます。色移りしやすく、油汚れも落ちづらいです。熱にも弱いので、火の近くなどに置いておくと変形してしまう恐れがあります。
「ホウロウ製」は、サビたり割れたり、匂い移りがしにくく、熱伝導が良いという特徴があります。ただし、ホウロウはオーブンには使えますが、電子レンジには使えません。また衝撃にあまり強くないため、落としたり強い衝撃を与えてしまうと、簡単に割れてしまうことがあります。
「ステンレス製」は匂い移りやサビに強く、強度もあって耐久性に優れています。米粉パンだけでなくチョコレートなどのお菓子作りにも使いたい場合は、熱伝導が良いので湯せんや氷水で冷やしたりするのにも向いています。デメリットとしては電子レンジにかけることができません。
「強化耐熱ガラス製」は電子レンジやオーブンにも使え、色や匂いもつかず、油汚れもすっきりと落とすことが出来て衛生的です。またお菓子作りでハンドミキサーなどを使ってもステンレス製のように削れてしまうことがありません。丈夫で簡単には割れないのですが、ガラス製ではあるためやはり高い所から落とすなどすると割れてしまう可能性もあります。
パクペルでは「強化耐熱ガラス製」のボウルを使用しています。
ある程度重さのある方が、材料を混ぜ合わせる時に安定するので、米粉パン作りに向いています。また「浅型」より「深型」の方が粉が飛び散らずに混ぜられるのでおすすめです。
もちろんお好きな素材のボウルを予算に応じて使っていただいてOKです。それぞれのメリットデメリットをご参考に選んでみてみてください。
米粉パン作りではこのボウルへ米粉を測り入れ、片栗粉、砂糖、塩、ドライイースト、サイリウムなどを足し入れます。ボウルは最低限このワンボウルさえあればなんとかなりますが、ワンボウルだと測り間違えてしまった場合に後戻りできないので、直径5〜6cm程度の小さなボウルもいくつかあると便利です。
へラ
パクペルでは、タイガークラウン「ウィズ シリコーンゴムヘラ 大」を使用しています。
粉類を混ぜ合わせ、その後水と油を加えて混ぜる際にヘラを使用します。特にゴムベラは、混ぜるのにもボウルについた生地を落とすのにも便利です。さらにシリコンゴムベラですと耐熱なので、加熱しながら使用する際に溶けたり変形したりぜずに使えておすすめです。
ヘラ選びで大切なのは、適度なしなりと弾力があること。固すぎるとボウルのカーブに沿わず混ざりにくく、柔らかくしなりすぎると力が入らず使いにくいです。
パクペルではタイガークラウンの「ウィズ シリコンゴムベラ 大」を使用しています。木ベラや100円ショップのシリコンゴムベラなどでもよいですが、この独特の“しなり“がとても使いやすく、継ぎ目のない一体型なので丈夫で衛生的でおすすめです。
シリコンゴムベラは米粉パン以外にもお菓子作りなどにも使えるので、1本あるととても重宝しますよ。
スケール
パクペルでは、タニタ「洗えるクッキングスケール KW-220」を使用しています。
米粉パン 作りには欠かせないのがスケールです。パン作り以外にもお菓子にもお料理にも使うので、使い勝手が良いものを選びましょう。
大量に作る方は別として、基本的に最大重量2kgまであれば十分だと思います。パン作り、お菓子作りに使用する場合は最小表示0.1gから測れると便利です。最小計量が1g単位のものは、同じ1gでも1gの分量にかなりの幅があり、仕上がりに影響します。
また0表示ボタン式で容器をのせた後にボタンを押すと表示が0になるものが、使い勝手が良く、容器の重さを後で差し引く必要がなく、材料を追加しながらの計量にも、その都度ボタンを押すだけなので便利です。
また見落としがちですが、電池がボタン型電池ではなく単4乾電池なのもコンビニなどで手に入りやすく便利です。
パクペルではタニタの「洗えるキッチンスケール KW-220 WH」を使用しています。これまで上げている使いやすい条件を全て兼ね備えているだけでなく、防水なので水や液体をこぼしても大丈夫ですし、洗えるので米粉パン生地を直接計ることも可能です。また中性洗剤で丸洗いできるので油汚れが付いても問題なく、大変素晴らしいスケールです。
タニタはアフターサービスもしっかりしているのでその点も安心です。
シルパット
パクペルでは、マトファー「シリコンマット 400×300mm」