【レシピ付き】美味しくておすすめ!グルテンフリーパスタ7選

2023-5-23
【レシピ付き】美味しくておすすめ!グルテンフリーパスタ7選

最近では、スーパーなどでもグルテンフリーのパスタがよく見かけられるようになりました。

現在、数多くのグルテンフリーパスタが販売されており、お米、とうもろこし、豆、玄米など、さまざまな原材料から作られたパスタが手に入ります。

「一体どの商品が美味しいのだろう…」「普通のパスタと同じ調理法で美味しく作れるの?」といった疑問を持っている方も多いと思います。

実際に試食してみるとそれぞれのパスタによって特徴が異なり、その特徴を活かした調理法があることがわかります。

そこで今回はグルテンフリーパスタについて深掘りし、市販されている数多くのグルテンフリーパスタの中から、美味しいと感じたお勧めの商品をご紹介します。さらに、原材料による特徴や、美味しく調理するためのコツ、またちょっとした注意点などもお伝えしたいと思います。

試食用に作ったパスタのレシピについても、リンクを載せています。

グルテンフリー生活を始めて、大好きなパスタが食べられなくなって残念に思っている方や一度試してみたけど小麦粉のパスタほど美味しくなかったと感じている方々に、ぜひ参考にして頂けたらと思います。

※本記事に記載ある参考価格は記事執筆時点の価格です。

 

こまち麺パスタ フェットチーネ / 波里

こちらの商品は今回のご紹介する中で、試食での評価が最も高かった、お勧めの商品です。

主原料に国産のうるち米を用いた、少し幅広で半生タイプのフェットチーネです。見た目はスイートコーン粉末の効果で、デュラムセモリナに似た、黄色味がかった色をしています。

実際に茹でてみると、茹で汁がドロっとなるほどヌメリが出ます。このまま湯切りしソースに絡めると、澱粉質が強くてベタベタとした仕上がりになってしまいます。茹で上がったらザルに取り、水で表面についた澱粉を洗い流し、そのあと水気を取るのがポイントです!

また麺同士がくっつきやすいので、水気を切ったらオリーブオイルを絡めておくと良いでしょう。

今回はバジルソースを使った、エビと旬の空豆のジェノベーゼ仕立てにしてみました。驚くほどもちもちした食感の麺で、ソースとよく絡み、時間が経っても伸びにくく、ふやけず、冷めても美味しいパスタでした。

爽やかなバジルの香り、エビのぷりぷりとした食感、空豆のホクホク感にこのもちもちした麺が相性抜群です。6mmの太さの幅広麺なので、食べ応え・満足感もバッチリです。

クリーム系のパスタや、冷たくなっても美味しいので冷製パスタにしても美味しく召し上がれる商品だと思います。

こちらの麺は、小麦粉のフェットチーネより美味しく感じられる方も多いかもしれません。グルテンフリーパスタは普通のパスタより美味しくないと思われている方には、ぜひ一度試して頂きたい商品です。


内容量250g
参考価格1,280円 / 3袋
原材料うるち米(国産(秋田県産あきたこまち60%))、コーンスターチ、スイートコーン粉末/クエン酸
茹で時間の目安3分半〜4分程度
特徴もちもち
商品詳細 公式オンラインショップおすすめレビュー
今回のレシピ「こまち麺パスタ フェットチーネ」でエビと空豆のジェノベーゼ

お米で作ったパスタ / 天長食品

こちらの商品は、お米100%で作られたパスタです。

見た目は太い春雨に似ており、小麦粉パスタの黄色みのある色ではなく、透明感のある白色をしています。茹でた後もパスタというよりお素麺のような見た目になります。

今回は、きのこたっぷりのスープ仕立てにしてみました。

コンソメスープに様々な種類のきのこの旨みを移し、麺に吸わせます。麺ときのこを盛り付けた後に、生のサーモンをトッピングし、熱々のスープをサーモンめがけて注ぐことでミキュイ(半生)に仕上げます。サーモンの旨みときのこの食感、そしてツルツルの麺との組み合わせは抜群でした。

こちらの商品はスープパスタに特に相性が良く、まるでにゅうめんのようでいながら時間が経っても伸びにくく、ツルもち食感が持続し続け、大変美味しく頂けます。

何より一番の特徴は麺がツルツルとした喉越しであることです。またお米が原材料なのでもちもち感もあり、パスタ、葛切り、春雨それぞれの良いところを取り入れたような麺です。

ただし、こちらの商品も茹でると茹で汁がドロドロになるので、茹で上がったパスタを必ず水洗いし、水気を切ることがポイントです。また、時間を置く場合は、麺がくっつかないようにオリーブオイルを絡めておくと、調理がしやすくなります。

今回の様なコンソメ仕立てのスープ、和風仕立てのスープ、トマトやクリーム系といったスープパスタはもちろん、伸びにくい麺の特徴を活かして、焼きパスタやお鍋の後の〆パスタにしても美味しく召し上がれます。

新感覚のパスタとして、おすすめです。

内容量100g × 4束
参考価格1,000円 / 2袋
原材料
米(カンボジア)
茹で時間の目安11分〜12分程度
特徴つるつる、もちもち
商品詳細 公式ページおすすめレビュー
今回のレシピ「お米で作ったパスタ」でサーモンときのこのスープスパゲッティ

ゼンブヌードル / ZENB JAPAN(ミツカングループ)

次にご紹介するのは、「ゼンブヌードル」です。この商品は、既に1,000万食以上が販売され、テレビなどでも特集されているため、既にご存知の方も多いかと思います。

こちらの商品の大きな特徴は黄えんどう豆100%で作られているという点です。

うす皮も丸ごと使用して作られているので、食物繊維が豊富で、植物性たんぱく質がたっぷりです。遺伝子組み換えの心配もなく、糖質オフ、そしてもちろんグルテンフリーです。

食感は小麦粉パスタに比べてやや硬めで、つるっとした食感を持っています。色は普通の小麦粉パスタより濃い黄色なので、小麦粉パスタとは少し異なる印象です。

茹でると独特の豆の香りが広がり、茹で汁も豆の成分が溶け出して濁ります。また麺自体にも豆の香りが残ります。茹で時間が短いと、ぼそぼそとした食感になるため、パッケージに記載されている時間以上に茹でることをおすすめします。1〜2分程度長めに茹でた後、水で洗うとより美味しく召し上がれます。そうすることで豆の香りが和らぎ、もちもち感が増し、つるつるとした食感になります。

今回は豆乳を使用したちゃんぽん風のパスタを作ってみました。通常のちゃんぽん麺よりも、もちもち、つるつるとしているうえに、麺が伸びにくく、スープが豆乳ベースなので、豆の香りも気になりません。ゼンブヌードルの特徴を活かし美味しく頂けました。

その他の調理方法として、豆乳を用いて坦々麺風にするやり方や、少し濃いめの味付けのソースを使う方法、さらには野菜と炒めソース、カレーやスパイスを利用して焼きそば風に調理するのもおすすめです。

小麦粉パスタと比べると、ゼンブヌードルは少し違う特性を持っていますので、好き嫌いが分かれる印象もありますが、糖質を抑えつつ、食物繊維やたんぱく質も豊富なので、栄養価を重視する方や糖質ダイエット中の方には向いているパスタです。特徴を活かした調理方法にすればより美味しく召し上がっていただけます。

内容量80g × 4 / 袋
参考価格1,584円 / 2袋
原材料
黄えんどう豆粉(アメリカ製造もしくは国内製造)
茹で時間の目安7分〜8分程度
特徴硬め、つるっとしている、ほのかな豆の香り
商品詳細 公式オンラインショップおすすめレビュー
今回のレシピ「ゼンブヌードル」で豆乳ちゃんぽん麺

有機グルテンフリー・スパゲッティ / アルチェネロ

次にご紹介するのはイタリアのオーガニック食材を使用した食品を提供するアルチェネロのパスタです。

こちらの商品は何といっても見た目がもう小麦粉のパスタ!

並べてみても全く区別がつかないほど普通のパスタのようなので、グルテンフリーパスタに抵抗のある方にはピッタリです。

オーガニックにこだわったメーカーなので、原材料は「有機とうもろこし粉」と「有機JAS認証米粉」のみで、添加物は一切使用されていません。

割と細麺なのですが、茹でると普通のパスタと同じ大きさに膨らみ、色も少し白っぽくなります。

グルテンフリーパスタにはベタベタしていたり、ボソボソしていたり、独特の匂いがあるものもあり、苦手な方もいらっしゃることと思います。しかし、こちらのパスタは小麦粉のパスタに近い印象を楽しめます。

ただ全く小麦粉パスタと同じというわけではなく、食感は少し硬めで、弾力は少なく、ぷりっとした歯応えがあります。それでも小麦粉パスタが食べられなくて残念な思いをしている方には嬉しいグルテンフリーパスタだと思います。

小麦粉パスタに近いのでソースもトマトベース、オイルベース、クリームと普通の小麦粉パスタと同じように合います。調理方法も洗い流したりしなくても、ベタベタしたりザラザラしたりしない点が素晴らしいです。

硬めのパスタなので、気持ち長めに茹でると良いでしょう。

今回は、トマトをベースにニンニク、アンチョビ、ケッパー、ブラックオリーブなど、すべて家庭に常備可能な材料で調理できる、ナポリ発祥の有名なソース「プッタネスカ」と組み合わせてみました。ソースとの絡みも良く、相性ピッタリの組み合わせでした。

お値段はやや高めですが、デパートや自然食品店オーガニック食材を取り扱うお店など、比較的手に入り易いので、ぜひ一度お試しいただければと思います。

内容量250g
参考価格519円
原材料
有機トウモロコシ粉、有機米粉
茹で時間の目安3分半〜4分程度
特徴硬め、ぷりっとして歯応えがある
商品詳細 amazonおすすめレビュー
今回のレシピ「アルチェネロ 有機グルテンフリー・スパゲッティ」でプッタネスカ

グルテンフリー スパゲッティ / Si

次にご紹介するのはカルディコーヒーでも手に入るグルテンフリーパスタです。

今回ご紹介するパスタの中では、この商品が最も小麦粉パスタに近いです。とうもろこし粉、米粉を主原料とし、色や見た目、食感も小麦粉パスタとほとんど変わりません。

これまでいろいろなグルテンフリーパスタを試したけれどダメだったという方に、ぜひ試してほしい商品です。カルディコーヒーで購入できるのも嬉しい点です。(「カルディでグルテンフリー世界食旅行」という記事でもご紹介しました。宜しければこちらもご覧ください。)

小麦粉パスタと同様に調理しても、表面がベトつくこともざらつくこともないのでまるで普通の小麦粉のパスタを作っているような感じです。そのためどんなソースを使っても美味しく召し上がることが出来ます。

食感は少し硬めなので、長めに茹でるか、茹で上げた後にソースをしっかり吸わせるようにして調理するとより美味しくお召し上がりいただけます。

今回は燻製ベーコン、きのこ、ほうれん草を用いたオイルベースのパスタにしましたが、全く問題なく美味しく頂くことができました。少し太めのパスタなので、ボリュームたっぷりで満足度も高いです。何も言われなかったらグルテンフリーパスタと気づかないほどのクオリティですので、グルテンフリーパスタに挫折した方に特におすすめです。

内容量454g
参考価格598円
原材料とうもろこし粉、米粉/乳化剤
茹で時間の目安10分〜12分程度
特徴硬め、普通の小麦粉パスタのよう
商品詳細 KALDIオンラインストアおすすめレビュー
今回のレシピ「Si グルテンフリー スパゲッティ」で燻製ベーコンときのことほうれん草のスパゲッティ

グルテンフリーマイスター 玄米フェットチーネ、玄米スパゲティ / 小林生麺

次にご紹介するのは、生麺タイプのパスタです。

この商品の最大の特徴は、原材料が玄米で作られている点です。アレルゲン表示義務/推奨27品目に該当する原材料(小麦粉や卵など)を一切使用せず、専用工場で製造しています。

玄米というと、粗い食感やざらつきがあるのではないかと思うかもしれませんが、この商品はそうしたネガティブなイメージを感じさせません。

生麺であるため、コシは若干弱いものの、卵も小麦粉も使用せずにこの美味しさを実現している点は大満足です!

茹で上がったら水で洗ってパスタの表面のヌメリを取り除くことで、さらにもちもち、ツルツルした食感になるので、一度洗い水気を切ったあとソースと絡めて頂くことをおすすめします。

麺が途中で切れてしまうこともなく、ソースとの絡みも良好です。また、もちもちとした食感は日本人の口に合うと思います。

幅広のフェットチーネタイプと細麺のスパゲティータイプがあります。今回は「簡単で本格的なボロネーゼソース」と合わせてみましたが、どちらのタイプのパスタも非常に美味しく仕上がりました。手作りのボロネーゼは市販のレトルトソースと違い、お肉の旨み野菜の旨みが感じられ断然美味しいので、一度お作り頂きたいソースです。ぜひお試しください。

内容量128g
参考価格260円
原材料玄米粉(国内産)、食酢 / 増粘剤(キサンタンガム、アルギン酸エステル)
茹で時間の目安3分〜4分程度
特徴原材料が玄米、コシは弱いがもちもちしていて小麦粉の生パスタに近い
商品詳細 公式オンラインショップおすすめレビュー(スパゲティ)おすすめレビュー(フェットチーネ)
今回のレシピ「グルテンフリーマイスター」で簡単本格ボロネーゼ

マイヌードル 無添加グルテンフリースパゲティー / 小林生麺

最後にご紹介するのは先程のGluten Free Meisterの白米バージョン「MY NOODLE」です。

この商品も先程のものと同様、アレルゲン表示義務/推奨27品目の原材料を一切使用せず、専用の工場で製造しています。さらに無添加という商品です。

無添加にもかかわらず、麺の食感やソースの絡み具合は素晴らしいです。見た目もとうもろこし粉末の効果により淡く黄色みがかっていて、むしろ美しく感じられます。

また、わずか2分で茹で上がるのも魅力です。米麺ですので、こちらも茹で上げたら水で洗いヌメリを取ると美味しく召し上がれます。

このパスタはクリームイエローの美しい麺を活かして、「ホタテのレモンクリームパスタ」にしてみました。一見、意外な組み合わせの様に思われるかもしれませんが、爽やかなレモンとホタテの旨みがクリームソースと一緒に生パスタと絡み合い、マリアージュした一皿になりました。

パスタの茹で時間もソースの調理時間も短いため、短時間で作ることが可能なクリームパスタです。こってりし過ぎず、これから暑くなる季節にもピッタリな一皿となっています。

内容量128g
参考価格290円
原材料米粉(愛知県産)、馬鈴薯でん粉、とうもろこし粉末(遺伝子組み換えでない)、食酢
茹で時間の目安2分程度
特徴無添加、コシは弱いがもちもちしていて小麦粉の生パスタに近い
商品詳細 公式オンラインショップおすすめレビュー
今回のレシピ「マイヌードル 無添加グルテンフリースパゲティー」で帆立のレモンクリームパスタ

いかがでしたでしょうか?

今回はさまざまなグルテンフリーパスタを掘り下げて比較し、それに合ったレシピを検証してみました。

一括にグルテンフリーパスタと言っても原材料によってそれぞれ異なった特徴がありました。そして、それぞれに適した調理方法を用いることで、より美味しさを引き立てることができました。

グルテンフリー生活をされている方の中には、パスタが食べられなくて残念と感じている方もいらっしゃるかもしれません。グルテンフリーパスタというと、どうしてもパサパサしていたり、もそもそしたり、あるいはベタベタしていたりと、美味しくないイメージが強い方も多数いらっしゃるかもしれません。

しかし最近ではパンだけでなく、パスタにおいてもグルテンフリーでありながら美味しい商品が数多く登場しています。ぜひこの記事を、グルテンフリーパスタ選びとそれぞれのパスタに合わせた調理方法や料理の参考にして頂けたらと思います。

最後までお読みくださってありがとうございます。ご感想や実際に買ってみた!作ってみた!他にもこんなパスタがおすすめだよ!などございましたら、ぜひコメント欄に皆さんの声をお聞かせください。

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