植物性ミルクは、世界的に需要が拡大しています。植物性ミルクは、豆や穀類、ナッツ等のプラントベースの食材から作られたミルクで、牛乳と違い低カロリーで脂質が少なく栄養が豊富なものが多いです。近年の健康志向の高まりやヴィーガン、菜食主義などのライフスタイルの変化や、乳糖不耐症などのアレルギー、環境への配慮等を背景に、世界中で消費量が増加しています。
日本で購入される植物性ミルクの大半は豆乳で、豆乳は日本人に最も馴染みがある植物性ミルクと言えます。豆乳は牛乳とほぼ同量のたんぱく質を含み、カルシウムや鉄分、イソフラボン、サポニン、レシチン、ビタミンE等の栄養素を持ち、整腸作用やコレステロール値の改善、アンチエイジング効果、脂肪燃焼促進効果などの健康効果と美容効果が期待できます。
以前は豆臭く飲みにくい豆乳もありましたが、現在は豆本来の美味しさや風味は活かしつつも、独特な青臭さや渋みがなく、まろやかで飲みやすいものが多くなりました。
パクペルでもこれまでたくさんの豆乳を使ったレシピをご紹介してまいりましたが、今回は豆乳を使ったおすすめレシピを料理編とスイーツ編の2回に分けて皆さんにご紹介していきたいと思います。本記事は料理編となります。
牛乳アレルギーの方向けの牛乳の代替としてだけではなく、豆乳だからこその美味しさや、豆乳ならではの良さなども感じられるレシピばかりです。ぜひ最後までお読みいただき、普段あまり豆乳を使用されない方も、普段から豆乳を愛用されている方もご参考にしていただけたら幸いです。
目次
低カロリー!あっさりなのに旨みたっぷり!豆乳クラムチャウダー
まず初めにご紹介するのは、「低カロリー!あっさりなのに旨みたっぷり!豆乳クラムチャウダー」です。
クラムチャウダーはアメリカ発祥のスープで、クラム(Clam)は「二枚貝」を意味し、チャウダー(Chowder)はフランス語の「大鍋」が元々の意味で、煮込み料理を示す言葉 として使われます。日本ではあさりを使うことが多いですが、本場アメリカでは主にホンビノス貝というハマグリに近い貝を使用します。
貝の旨みがぎゅ〜っと詰まった、クリーミーで濃厚なクラムチャウダーは、日本でも大変人気のスープですが、牛乳や生クリーム、バターや、じゃがいもが使われているために、ちょっぴりheavyに思ってしまうことってありますよね?
こちらのクラムチャウダーは乳製品不使用の、豆乳と米粉を使ったあっさりしたクラムチャウダーで、あさりやベーコンの旨み、お野菜の甘みと深みはしっかりあるのに、気になるカロリーや脂肪分が抑えられヘルシーという嬉しいクラムチャウダーです。
あさりにはビタミンB群、鉄分、タウリン等が含まれ貧血予防や疲労回復効果が期待できます。さらに、じゃがいもや玉ねぎのビタミンCもたっぷり取り入れることができるので、一緒に食べると鉄分の吸収率アップにつながります。
具沢山なうえに、身体を芯からポカポカ温めてくれる優しい味わいで、一杯で大満足できるご馳走スープです。パクペルの人気の米粉パンとも相性ぴったりですので、ぜひ一緒にお試しください♪
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