世界の料理レシピ ~ アメリカ編

世界の料理レシピ ~ アメリカ編

2024-8-29

コロナ禍によって世界的に健康意識が高まったと言われています。

特にアメリカは、国民の半数が健康やダイエットに取り組んでいるという調査結果もあるなど、近年健康を意識した食事が好まれる傾向にあります。オーガニック食材や地元で生産されたローカルフード、環境配慮した食品への意識も高まっており、そのような食材を扱うスーパーも多いです。ベジタリアンやヴィーガン、グルテンフリーの方などが、安心して食事が楽しめるレストランも常識化してきています。かつて思いつくアメリカ料理といえば、ハンバーガーやピザなどハイカロリーで、高脂質の料理ばかりという印象でしたが、最近はその印象も変わってきました。

そこで今回は人気の「世界の料理レシピ」シリーズの第4弾として、アメリカ編を皆さんにご紹介いたします。

日本もそうですが、同じ国でも首都で食べられている料理と地方の郷土料理とは、また違ったものがあり、その料理が生まれたその土地ならでは面白い背景や魅力があります。これだけ大きな国、そして様々な人種の集まるアメリカですので、以前ご紹介したニューヨーク編とはまた違った大変興味深い内容になっております。

「アメリカは世界の縮図である」という言葉もありますが、アメリカの食の傾向を知ることで、世界の食の傾向が分かるかも知れません。

ぜひ最後まで楽しくお読みいただけたら幸いです。

 

 

ブッダボウル

アメリカ西海岸発祥の「ブッタボウル(buddha bowl)」は今や世界中で人気のある菜食丼となりました。パクペルでも人気の高いレシピです。

「ブッタボウル」というこの一風変わったネーミングは、お肉や魚などの動物性食材を使わない精進料理を、アメリカでは精進料理=仏陀(ブッダ)とイメージすることから、精進料理のボウル(お皿)=ブッダボウルという意味で名前が付けられたという説があります。

深めの器の中に野菜やフルーツ、穀物などを一緒に入れて食べる「ヘルシーなベジタリアンサラダボウル」で、色鮮やかな見た目とたくさんの栄養素をいっぺんに摂れるのが魅力です。基本的に食材はプラントベースであれば何でもOK!ご自分の好きな食材を自由にたっぷり盛り付けて、楽しく作れるのも人気の理由のひとつです。

日頃の野菜不足を一気に補えるのではないかというほどの、沢山のお野菜が食べられて、スーパーヘルシーなのにボリュームがあり、一杯で大満足できちゃいます!

アメリカの中でも、特に西海岸のロサンゼルスやサンフランシスコは、健康意識の高い人が多い場所と言われてます。これだけの健康食材が寄り集まった「ブッタボウル」がそんな西海岸発祥の料理だというのは頷けます。

ぜひあなたも西海岸風のオシャレで栄養バランスの良い、あなただけのオリジナルの「ブッタボウル」を作ってみませんか?

 

レシピはこちら!

ヴィーガンでマクロビ!ブッタボウル

 

 

アサイーボウル

続いては、今日本でも再ブーム到来で大人気の「アサイーボウル」です。

パクペルでも「アサイーボウル」は大変人気が高く、これまで様々なレシピや読みもの「健康、ダイエット、美容に良い!アサイーの商品紹介&アレンジレシピ」で取り上げてきました。

アサイーは、「神様がくれた果物」と言われるほど栄養価が高く、ポリフェノールをはじめ、食物繊維、カルシウム、鉄分、亜鉛、銅、オレイン酸、良質のアミノ酸、ビタミンB1B2B6といったビタミンB群が含まれ、様々な健康効果、ダイエット効果・美容効果があると言われています。

アサイー自体はブラジル原産のヤシ科の植物で、アマゾンの熱帯雨林に自生しています。赤道直下の紫外線と猛烈な豪雨にさらされる過酷な環境のなかで、種子を守るために多くの栄養を蓄えているそうです。

そんなスーパーフルーツアサイーですが、私達がよく目にする大きめなボウルにオシャレに盛り付けられた「アサイーボウル」は、実はブラジル発祥ではなく、ハワイ生まれです。ハワイでは、アサイーが食べられるカフェやレストランが、地元の人や観光客で朝から賑わっています。そしてその波が日本にもやって来て、オシャレで可愛らしいその見た目もあり、人気モデルやインフルエンサーの影響で広まっていったようです。

またいくら身体によくても美味しくなかったり、食べにくいと続けられませんが、アサイーは美味しく、簡単に作れて、アレンジが楽しく、続けやすいというのが人気の要因にもなっているようです。

ぜひこれらのレシピをご参考に、赤道直下の過酷な環境の中で栄養を蓄えた、アサイーのスーパーパワーをあなたの食生活に取り入れ、より美しく、健康になりませんか?

 

レシピはこちら!

業務スーパーの商品で作るアサイーボウル

カルディの商品で作る!秋の果物でアサイーボウル

カルディの商品で作る!トロピカルなアサイーボウル

ユニマットリケン「アサイービューティースムージー」でVery Berry アサイーボウル

フルッタフルッタのアサイーフリーズドライパウダーでアサイーボウル

 

読みものはこちら!

健康、ダイエット、美容に良い!アサイーの商品紹介&アレンジレシピ

 

 

米粉のベーグル

「ベーグル」の歴史は16世紀までさかのぼります。当時オスマン・トルコ軍に攻められていたオーストリア帝国が、ポーランドの大騎馬隊の援軍により、危機を脱した際に、その感謝の気持ちとして、オーストリア国王に仕えていた、ユダヤパン職人に、ポーランド騎馬隊のシンボルであるあぶみ(馬に乗る時に足を掛けるリング型の馬具)を模したパンを送ったのが始まりとされているそうです(諸説あります)。このあぶみを、ドイツ語で「ブーゲル(Bugel)」と言い、それが「ベーグル」になったと言われています。

その後「ベーグル」はニューヨークに移民として渡ったユダヤ人によりアメリカに広まったと言われています。

「ベーグル」はしっとりもちもちした独特の食感が魅力のパンですが、実は宗教上の理由から、乳製品や卵を使用せずに作られたパンです。ケトリングといって一度茹でてから焼く製法により、あのもっちりした食感が生まれます。脂肪やカロリーを抑えヘルシーでありつつも、満腹感があることから、健康意識の高いニューヨーカー達の注目を集め、人気となりました。

シンプルなゆえに、サンドイッチにしても様々な具材と相性が良く、忙しいニューヨーカーにも食べやすく圧倒的に支持されました。今や「ベーグル」はニューヨークの顔とも言える食べ物になりました。

パクペルでご紹介しているレシピは、このヘルシーな「ベーグル」を、よりヘルシーに米粉を使ってグルテンフリーで作っています。しかも1時間あれば作れる時短で簡単なレシピです!!

米粉で出来ているのでよりもっちもちでほんのり甘く、小麦粉ベーグル以上に和・洋・中と様々な具材との相性が良いので、お好きな具材を挟んでニューヨーカー風に「ベーグルサンド」も楽しめます

パクペルでは「サーモンの米粉ベーグルサンド」と「エビの米粉ベーグルサンド」もご紹介しています。こちらのレシピをご参考に、他にもお家にあるものや、旬の食材を挟んでみて楽しんでみてください。

時短で作れるので、朝食に焼きたてを食べることも楽しめる、素晴らしいレシピです。ぜひ挑戦してみてくださいね!

 

レシピはこちら!

改善版!簡単1時間で作れる!米粉のベーグル

小麦粉不使用でグルテンフリー!サーモンの米粉ベーグルサンド

小麦粉不使用でグルテンフリー!エビの米粉ベーグルサンド

 

 

グラノーラ

「グラノーラ」はオーツ麦やとうもろこし、玄米などを中心とした穀物に、クルミやアーモンドなどのナッツを混ぜ、さらにシロップやオイルなどを混ぜて、オーブンで焼き上げたアメリカ発祥のシリアルのことを言います。

ヨーグルトや牛乳、豆乳などをかけて食べても美味しいですし、そのまま食べても美味しいです。食物繊維やビタミン、ミネラルといった栄養素を手軽に取ることができるので、アメリカの朝食メニューの定番となっています。

現地在住の方によると、アメリカのスーパーでは、このグラノーラやコーンフレーク、ミューズリーといったシリアルが、棚一面に驚くほど豊富な種類陳列されているそうで、その人気の高さがわかります。中でも人気なのがグルテンフリーのグラノーラだそうで、通常グラノーラの一部に使われる小麦を一切使用していないものが、小麦アレルギーの方だけでなく、美容・健康・ダイエットなどのためにセレブリティー、モデル、アスリート、はたまた一般のベジタリアン、ヴィーガンの方に大変人気となっているそうです。

パクペルでもグルテンフリーでヴィーガンのグラノーラレシピ(プレーンチョコ抹茶)をご紹介しています。

馴染みがないためグラノーラって一体どうやって作られているのだろう?と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、実は作り方はとっても簡単!材料を混ぜて低温のオーブンで焼くだけで出来ちゃいます。好みの食材を加えたり、甘さを調節することもできます。

日持ちも良いので、たくさん作って保存容器に入れておけば朝食やおやつに重宝します。

気を付けていただきたい点はドライフルーツを入れる場合は、糖分が高く一緒に焼くと焦げたり、色が飛びやすいので、材料を混ぜてオーブンで焼いた後に加えること。

「グラノーラ」は、穀類やナッツ類、ドライフルーツなどさまざまな食材が含まれており、栄養価が高いものの、食べ過ぎてしまうと、エネルギーの過剰摂取につながりますので食べ過ぎにも注意です。

朝からこれだけたくさんの栄養素をいっぺんに手軽に摂れるのは嬉しいですよね!ぜひご自分の好きな食材をカスタマイズしてオリジナルグラノーラをお楽しみください。

 

レシピはこちら!

グルテンフリー & ヴィーガンのプレーングラノーラ

グルテンフリー & ヴィーガンのチョコ風味グラノーラ

グルテンフリー & ヴィーガンの抹茶グラノーラ

 

 

ハンバーガー、チリドッグ

現在アメリカではスーパーやレストラン、ファストフード店などのあらゆる所で、グルテンフリー/ヴィーガンの料理や認証マークを見かけます。

現地在住の方によると、健康意識の高いオーガニックを売りにするスーパーやレストランを多くのアメリカ人は好むそうで、健康的なイメージを打ち出したファストフードレストランなどもとても人気だそうです。アメリカ料理を代表する「ハンバーガー」もグルテンフリーやヴィーガンのメニューが取り揃えられていて、使われている原材料や調味料、ソースについてもきちんと答えてくれるそうです。

ファストフードというとアメリカが思い浮かび、ジャンキーでカロリーが高く、健康に良くないというイメージでしたが、その考えはもう古く、少しずつ変わってきているのかも知れませんね。

パクペルでも米粉を使った「グルテンフリーのハンバーガー」と「グルテンフリーのチリドック」のレシピをご紹介しています。

日本のハンバーガーチェーンやファストフード店では、まだまだグルテンフリー対応のお店は少ないので、グルテンフリーのバーガーやホットドッグを食べてみたいと思う方はぜひチャレンジしていただきたいです。小麦粉のバンズでは逆に物足りないと思ってしまう美味しさですょ

こちらのバンズは作業時間も発酵時間も短く、とても簡単につくることができますので、ハンバーガーやチリドッグとして以外にも、お好きな具材を挟んだり、テーブルロールとして毎日の食事パンとしても使えます。冷凍保存もできるので、多めに作ってストックしておいても重宝します

 

レシピはこちら!

米粉のバンズで作る!グルテンフリーのハンバーガー

米粉のコッペパンで作る!グルテンフリーのチリドック

 

 

ブラウニー

「ブラウニー(Brownie)」はアメリカ生まれの、濃厚なチョコレートの焼き菓子です。アメリカではそれぞれの家庭にオリジナルのレシピがあると言われるほど、アメリカ人に親しまれ、愛され続けているお菓子です。

「ブラウニー」という名前の由来は、イギリスやヨーロッパに古くから伝わる伝説上の「妖精ブラウニー」から名付けられたそうです。「ブラウニー」は家に住み着く妖精で、こっそり家事を手伝ってくれるという言い伝えがあり、その妖精がこのお菓子と同じ色をしていたことから、「ブラウニー」と名づけられたそうです(諸説あります)。  

そんな妖精さんがいたら最高ですが、甘くて濃厚なチョコレートの疲れを癒してくれる「ブラウニー」を食べると、家事を手伝ってもらったのと同じほど、幸せで満たされる気分になるのかも知れません。

本来「ブラウニー」はチョコレートや卵、乳製品、そしてお砂糖もたっぷりと使われます。さらにアイスクリームやホイップクリームを添えて食べたりする、かなりheavyで血糖値急上昇の禁断のスイーツのひとつですが、こちらも健康志向からか、アメリカのレシピサイトを調べてみると、ヴィーガンやグルテンフリーのレシピがものすごい数出てきます。

パクペルでもこのブラウニー」のレシピをご紹介しています。美味しさはそのままに、米粉を使ってグルテンフリーで、そして乳製品も卵も白砂糖もチョコレートさえも不使用で作る、とってもヘルシーなレシピです。

パサパサしたりボソボソとすることは全くなく、言われても分からないほどリッチで風味豊かなブラウニー」のレシピです。

ちょっと疲れたな〜だなんて時も、コーヒーや紅茶と一緒におやつやBreak timeに食べれば、もしかしたら「妖精ブラウニー」が現れたのか??と思うほど至福のひとときを過ごせるかも知れませんよ

 

レシピはこちら!

寝る前に食べられる贅沢スイーツ!ブラウニー

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

今回は世界の料理レシピ アメリカ編をご紹介してまいりました。気になるレシピはございましたか?

少し前まではアメリカ料理といえばハンバーガーやフライドポテト、ピザ、フライドチキンなど、高カロリーでオイリーで砂糖たっぷりのスイーツや飲み物といったイメージでした。

しかしコロナ禍を経て、アメリカの食に対する意識も、かなり変化してきています。オーガニックや環境に配慮した食品やヴィーガン、グルテンフリーはトレンドであり、定着してきています。ただ美味しく贅沢なものを食べることが「美食」とされていた時代は終わり、より良く生きようとする生活態度である「ウェルネス」の考え方から、身体的・精神的・社会的な側面を含んだ、総合的に健康に生きる”ための食事が求められるようになってきました健康や環境に意識を持ち、心も身体も健やかでいる”、そういった食事をすることが「美食」という認識に変わってきています。

その考えは、パクペルの目指す、アレルギーや食事制限のある人を含めた皆が同じテーブルを囲め、笑顔が増える世界にもつながると思います。

あらゆる流行の発信地であるアメリカの食のトレンドは、これからも世界に影響を及ぼして、私たちの食生活にも影響を与えることになるでしょう。今後もアメリカの食のトレンドに注目していきたいですね。

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